【記事の目標】
PythonでKivyを利用してアプリケーションウインドウを表示する。
【作業手順】
1.Kivyをインストール
2.ウインドウを出してみよう
3.Kivyファイルを作成
4.もう一度ウインドウを出してみよう
1.Kivyをインストール
まずは、自分の開発環境にKivyをインストールしましょう。
ターミナルにて以下コマンドを実行しましょう。
linuxの場合:pip install kivy
windowsの場合:python -m pip install kivy
※windowsの場合は「py -m」を先頭に付ける必要があるので注意です。
コマンド実行後にSuccessfully...と表示されれば完了です。
2.ウインドウを出してみよう
まずはmain.pyにkivyをimportします。
from kivy.app import App
MainAppクラスを定義します。
内部に記載しているものは決まり文句のようなものになります。
class MainApp(App):
def __init__(self, **kwargs):
super(MainApp, self).__init__(**kwargs)
最期に、MainAppをrunします。
if __name__ == '__main__':
MainApp().run()
これで実行してみましょう。
何もないウインドウが表示されたら成功です。
3.Kivyファイルを作成
では、Kivyファイルを作成してみましょう。
main.pyと同じ場所にmain.kvを作成します。
main.kvに定義していきましょう。
Label:
text: "Hello World"
ここではラベルというコンポーネントに「Hollo World」を設定します。
4.もう一度ウインドウを出してみよう
Kivyファイルも作成したので、もう一度main.pyを起動してみましょう。
先ほど何も表示されていなかった画面に「Hello World」が表示されました。
「3.」で作成したKivyファイルは画面の内容を定義するファイルになります。
今回はラベルで定義しましたが、ボタンや画像など様々なものが定義できますので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。
今回は、Kivyを使ったアプリケーション作成の入り口部分を実施してみました。
殆ど時間もかからずにウインドウを出せたり、画面の定義ができますので、簡単な自作ゲームなんかも作れるかもしれませんね。
ゲーム作りも楽しそうなので、もう少しpythonに慣れてきたら作成してみたいなと思っています。
簡単に画面を作れますので、皆さんもぜひ試してみてください。