【記事の目標】
Pythonで作成したプログラムを実行ファイル化する。
【作業手順】
１．PyInstallerをインストール
２．【2】で作成したプログラムを実行ファイル化
３．実行ファイルを起動
１．PyInstallerをインストール
まずは、自分の開発環境にPySimpleGUIをインストールしましょう。
ターミナルにて以下コマンドを実行しましょう。
linuxの場合：pip install pyinstaller
windowsの場合：py -m pip install pyinstaller
※windowsの場合は「py -m」を先頭に付ける必要があるので注意です。
コマンド実行後にSuccessfully...と表示されれば完了です。
２．【2】で作成したプログラムを実行ファイル化
実行ファイル化したいプログラムをPyCharmで開き、コンソールで以下コマンドを実行します。
PyInstaller main.py --onefile --noconsole
※windowsの場合は「py -m」を先頭に付ける必要があるので注意です。
オプションの意味は以下の通りです。
--onefile : 生成されるものを１つのファイルにまとめます。
--nonconsole : exeファイルを実行する際にコンソールを表示しないようにします。
--clean : exeファイルをビルド後に、関連するキャッシュを削除します。
実行すると、以下のように出力先のディレクトリとSuccessfully...と表示されます。
プロジェクト配下にdistというディレクトリが生成され、その中にmain.exeが出力されています。
３．実行ファイルを起動
それでは実際にexeファイルを起動してみましょう。
このファイルを起動すると、【2】で作成したGUIが表示されます。
もちろん、動作もそのままです。
exe化することで、pythonがインストールされていないパソコンでも実行できるようになります。
今回は、作成したプログラムをexe化し、pythonがインストールされていない環境でも動かすための方法を実施してみました。
自分で作成したプログラムを友達に提供したりする際の一つのやり方として、学べました。
簡単にできるので、皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
