望月の息抜き

在宅勤務の息抜きです。主にプログラミングについて書いていきたいと思います。

【Python】【15】Pandasを利用してグラフを表示してみよう

【記事の目標】

Pandasを利用してグラフを表示してみよう。

 

【作業手順】

1.Pandasをインストール

2.matplotlibをインストール

3.Pandasとmatplotlibをインポート

4.テストデータを作成して読み込もう

5.表に表示したいデータを抽出しよう

6.表を表示してみよう

 

1.Pandasをインストール

以下記事の「1.」と「2.」の手順で実施しましょう。

【Python】【14】Pandasを利用して表を表示してみよう

 

2.matplotlibをインストール

まずは、自分の開発環境にmatplotlibをインストールしましょう。

ターミナルにて以下コマンドを実行しましょう。

 linuxの場合:pip install matplotlib
 windowsの場合:python -m pip install matplotlib

windowsの場合は「py -m」を先頭に付ける必要があるので注意です。

コマンド実行後にSuccessfully...と表示されれば完了です。

 

3.Pandasとmatplotlibをインポート

以下のようにインポートしましょう。

 import pandas as pd
from matplotlib import pyplot as plt

これで、Pandasとmatplotlibが利用できるようになりました。

 

4.テストデータを作成して読み込もう

今回はグラフとして表示するデータを定義していきます。

以下のように、日付ごとにサンプルの数字と温度を設定してみましょう。

f:id:fysker:20220124010306p:plain

このファイルを「blog_test_2.csv」で保存しましょう。

私の場合は以下のように保存しています。

f:id:fysker:20220124011103p:plain

では、このファイルを読み込みましょう。

 data = pd.read_csv('./csv/blog_test_2.csv', index_col='time')

今回は index_col を指定して読み込ませます。

 

5.表に表示したいデータを抽出しよう

「4.」で読み込んだデータから必要な行を抽出しましょう。

 df = data.iloc[:, [0, 1]]

「:」はすべての行を表します。

「[0, 1]」はindexとして指定した列を除いた2列を抽出します。

これで、 num と temperature の列が抽出され、変数 df に格納されました。

 

6.表を表示してみよう

最後に、表を表示してみましょう。

表を表示するためには、データをプロットして、表示させる必要があります。

 df.plot()
plt.title("test graph")
plt.show()

データをプロットして、グラフのタイトルを test graph に設定し、show()で表示します。

実行してみましょう。

f:id:fysker:20220124011713p:plain

CSVで設定した値がプロットされたグラフが表示されました。

 

【補足】

・「5.」で実施した抽出は意味があるの?

今回のデータの場合は、意味がありません。

なぜなら、一番最初に読み込んだ際に index を指定しているため、その時点でデータとして表示されるのは num と temperature の列に決まっているからです。

例えば、temperature だけ抽出して表示してみることも可能です。

「5.」の記載を以下に書き換えてみましょう。

 df = data.iloc[:, [1]]

[0, 1]を[1]に書き換えています。

これで実行してみましょう。

f:id:fysker:20220124012603p:plain

temperature だけ抽出できていますね。

もちろん、[0, 1]を[0]に書き換えると num だけのグラフが表示されますよ。

こちらはご自身で確認してみてください。

 

 

今回は、前回のPandasを利用したグラフの表示をやってみました。

少し難しかったのではないかと感じています。

私も実際に動かしてみないとイメージが湧かず、少し時間が掛かってしまいました。

こういった壁にぶつ狩ることは楽しいことですので、諦めずにチャレンジしていきましょう。